特長
TAKEXのバリヤ・センサ・システムは、特別危険箇所(ゾーン0)で使用できる「本質安全防爆構造」のバリエーションを豊富にラインナップ!
防爆とは爆発を防止すること
石油精製、石油化学、化学合成プラントなどで可燃性ガスや、可燃性液体の蒸気が空気中に放置され、空気と混合すると燃発性のガスになります。
このガスが電気火花や高温度の物体などの点火源に触れると、爆発や火災が起きる可能性が高くなります。
このような危険場所では、使用する電気機器も爆発を防止する構造「防爆機器」を使用しなければなりません。
簡単な施工で、広範囲にわたる危険場所でも安全に使用できます!
- Easy ―簡単―
- 複雑な耐圧防爆工事は不要です。
さらに、新しいセンサ用の「TBDバリヤリレー」は絶縁形で、接地不要です!
- Extensive ―広範囲―
- 広範囲な爆発性ガスに対応していますので、
多くのガス雰囲気内(IIB T4)で使用することができます!
- Hazardous Area ―危険場所―
- 常に爆発の危険性がある場所(ゾーン0)でも、光電子センサや超音波センサが設置できます!
- Safety ―安全―
- 安全な回路構成及び、電気エネルギーレベルとなっていますので、
安心してご使用いただけます!
危険場所について
- ■特別危険箇所(ゾーン0・0種)
- 爆発性雰囲気が通常の状態において、
連続して又は長時間、もしくは頻繁に存在する場所。
- ■第一類危険箇所(ゾーン1・1種)
- 通常の状態において、爆発性雰囲気をたびたび生成する可能性がある場所。
- ■第二類危険箇所(ゾーン2・2種)
- 通常の状態において、爆発性雰囲気を生成する可能性が低く、
また生成した場合でも短時間しか持続しない場所。
こんな場所でTAKEXの「バリヤ・センサ・システム」は活躍しています!
バリヤセンサアプリケーション
多様なセンサ群で、石油・ガス・電力エネルギー関連以外にも
製薬工場・化粧品・香料工場・塗装工場・電池製造工場など、さまざまな現場でご使用いただけます。
回路図/接続方法
接続図
国際整合防爆指針対象ガス範囲(参考表)
センサ接続
本安関連機器に接続できる本安機器(光電子センサ、超音波センサ、スイッチ、その他各種センサ)
本安回路の配線
配線方法については、防爆に関する取扱説明書の使用上の注意事項もお読みください。
工場電気設備防爆指針(国際規格に整合した技術的基準対応2006)及びユーザーのための工場防爆電気設備ガイド(ガス防爆1994)を参考に配線してください。
- 使用電線と配線長
-
- バリヤセンサの配線長は、上記の「防爆上の安全を維持するための定格とパラメーターの関係」の記述に従って行ってください。
- 電線は、耐電圧AC500V以上の絶縁性能を有する電線で、導体断面積が0.5mm2以上の電線を使用してください。
- 配線方法
-
- 本安回路の配線は、ケーブル配線で他の本安回路とは独立して布設してください。
- 他の本安回路配線と電磁的及び静電的誘導を防止する為、シールド線を使用するか、別のダクトで配線してください。
- 端子接続(TBDシリーズをご使用の場合)
-
- 端子の接続は、IP20を確保できるように行ってください。
- 圧着端子は、絶縁被覆付きのものを使用してください。
- φ5.5mm以下のドライバを使用し、締め付けトルクは0.3N・mを厳守してください。
締めすぎるとねじが破損する恐れがあります。
- 接続と分岐
-
- 危険場所内で接続、分岐が避けられない場合は、特別危険箇所(ゾーン0)以外の第1類危険箇所(ゾーン1)または第2類危険箇所(ゾーン2)で、接続箱を使用して接続、分岐を行ってください。
- IP20以上の接地された(D種以上を推奨)金属製接続箱内で、端子台を使用して中継、分岐することを推奨します。
- 接続部分は、対接地間耐電圧AC500V以上の絶縁被覆をもつ圧着端子を使用してください。
- 本安回路に電磁的・静電的誘導を防止するため、配線相互間を50mm以上離す、接地された金属板または隙間や穴の無い隔離板(ダクト)で配線相互を分離する、等の処置をしてください。
- 静電気の帯電防止
-
- バリヤセンサの容器、ケーブルのシールド線は必ず接地してください。(接地は、D種以上を推奨)
防爆
フィルムの「たるみ」「巻き取り径」検出
フィルムの「たるみ」と「巻き取り径」を検出し、アナログ出力します。
防爆
塗装工場原料レベルの管理
プロセス制御
安全
防爆タンク内液面検出
アルコールなどの液面レベルを超音波バリヤセンサで検出します。溶剤雰囲気に適した金属ホーンをオプションでご用意しております。
電子部品実装
化学フィルムの巻き出し・巻き取り制御
防爆エリアでプロセス制御を実現。